ブラック地主家主対策弁護団の立ち上げの経緯

私たちの弁護団は、「ブラック地主家主」という問題が起きてから集まった弁護士で構成されているわけではありません。
もともと、私たちは、各地に存在する借地借家人組合という団体の法律相談を受けていた弁護士でした。各地の借地借家人組合を通じて、借地問題、借家問題に苦しむ人たちから相談を受け、その解決を図ると同時に、弁護士同士でも定期的に集まって、事例を報告したり、議論をしたりしていました。この法律相談は、もう30年以上前から続いています。この法律相談を初期のころから取り組んでいるのは、現在の弁護団の中では白石弁護士くらいですが、他の弁護士も、先輩弁護士からそのノウハウを引き継いで現在も問題に取り組んでいます。
借地や借家の問題の特徴は、正しい法律知識が一般に知られていないということです。更新料や明け渡し、賃料の値上げなどの法律上のルールは、一度覚えてしまえばそれほど難しいものではないのですが、知らないで合意をして、判子を押してしまうと、後から取り返しがつかなくなってしまいます。
私たちは、自分たちを「借地借家のプロ」と呼ぶには抵抗がありますが、少なくとも普通の弁護士よりは、借地問題、借家問題に取り組んできたという自負があります。そして、相談に来た段階ですでに取り返しがつかなくなっている事例の悔しさを、他の弁護士よりも多く経験しています。ですから、何よりまず一度相談をしてほしい、それを強く願い、弁護団を立ち上げました。 自宅は、すべての人にとって安住の地でなければなりません。「ブラック地主家主」というと、脅迫的な言動や執拗な勧誘をする業者のイメージがあるかもしれませんが、そこまで悪質・執拗出なくとも、その安住の地を脅かすような態度、言動を受けるだけで、普通の人は、ものすごいストレスを抱えます。「私の件は、そこまで酷い言われ方はしていない」「そんなに高い金額を言われているわけではない」と思って我慢している方も、自分の受けている要求・請求が、本当に社会的・法律的に妥当なのか、弁護士に確認をしてから、判子を押した方が安心できるのではないでしょうか?
是非、私たち弁護団に一度相談をしてみて下さい。

西田穣

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